◆フラボノイド◆
ポリフェノールに属する水溶性の植物色素です。抗酸化作用・毛細血管の強化などの働きがあります。
トップ > 食事に関係する小話集 >フラボノイド
ほとんどの植物性食品に存在している
- フラボノイドはポリフェノールの一種で、植物に主に含まれている淡黄色の色素です。俗にビタミンPと言われます。
緑や白い野菜・かんきつ類に多く含まれ、レタス・春菊などの緑野菜、玉ねぎなどの白い野菜、大豆・緑茶・かんきつ類の皮などに多く含まれます。
また、フラボノイドには多くの種類があり、構造上の違いで分けられることが多いです。
フラボン類・フラボノール類・フラバノン類・イソフラボン類に分けられます。
カテキン類・アントシアニジン類をフラボノイドの仲間と分けることもあります。
抗酸化作用に加え、多くの働きがある
- 数多くのフラボノイドは、ポリフェノールの一種なので、それぞれに抗酸化作用があります。
日本人は食事から1日数十〜数百ミリグラムのフラボノイドを取っていると言われています。
ただし、外食が多い方は、野菜不足になりがちで、かなり取っている量は少ないと言われています。
フラボノイドに特徴的な機能は、毛細血管の浸透性を向上させる点です。
そのため、血圧を適正にコントロールしたり、高血糖になりにくい効果が期待できます。
他にも、成分によっては固有の作用が解明されつつあります。
生活習慣病の予防などに有効な機能性成分とも言われています。
フラボノイドの多い食品
- 数千種類が確認されており、構造によって分類されています。代表的な種類としては、次のようなものです。
- フラボン類
- ●アピゲニン
セロリ・ピーマン・パセリなどに多く含まれてます。
●ルテオニン
春菊・セロリ・ピーマンなどに多く含まれてます。
- フラボノール類
- ●ルチン
そばに多く含まれています。
●ケンフェロール
にら・ブロッコリー・大根・玉ねぎなどに多く含まれています。
- フラバノン類
- ●ヘスペリジン
レモン・みかんなどかんきつ類に多く含まれています。
- イソフラボン類
- ●ダイゼイン
大豆に多く含まれています。
- カテキン類(フラボノール類)
- ●カテキン
緑茶に多く含まれています。
●エピカテキン
カカオなどに多く含まれています。
- アントシアニジン類
- ●シアニジン
いちご・ぶどう・ブルーベリーなどに多く含まれています。
●デルフィニジン
なす・ぶどう・ブルーベリーなどに多く含まれています。
スポンサードリンク |