◆糖尿病を防ぐ◆
糖尿病は、インスリンの作用不足で、高血糖状態になる病気です。放置すると合併症が起こります。
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糖尿病には、ほとんど症状が無い
- 糖尿病が厄介なのは、ほとんど自覚症状がないため、どんどん悪くなるという点です。
代表的な症状として、「のどが渇く・トイレが近くなる・目がかすむ」などがあります。
こうした症状が出ている時は、相当病状が進行してる可能性があります。
血糖が高い状態が続くと、毛細血管が傷ついたり、体全体の細胞の動きが低下して、さまざまな合併症が起こります。
神経障害・網膜症・腎症が、3大合併症と言われていますが、動脈硬化もまた深刻な合併症です。
血糖値が高い事が解ったら、食生活の改善をするなど早めに対策を立てておくと、進行を止めることが大切です。
体質と生活習慣が原因となる
- 日本人はもともと糖尿病になりやすい体質と言われます。とはいえ、日本人なら誰でも糖尿病になるわけでは
ありません。
なりやすい体質に加えて、食べ過ぎ・運動不足といった生活習慣などが加わって初めて病気になります。
糖尿病には、2つのタイプがあります。
血糖をコントロールするインスリンが分泌されなくなるタイプが1型
肥満などが原因となる糖尿病が2型
両方ともインスリンの作用不足が特徴と言えます。
日本人の糖尿病の90〜95%が2型糖尿病とされています。
食生活などを改善し、血糖のコントロールを行うのが治療の第一歩です。
糖尿病は、血糖値で診断される
- 「糖尿病」は、尿糖ではなく、血糖値で診断されます。
診断基準
・随時血糖値
200mg/dl以上なら、糖尿病型
・空腹時血糖値
126mg/dl以上なら、糖尿病型
・75g経口ブドウ糖負荷試験
2時間後に、血糖値が200mg/dl以上の場合は、糖尿病型
以上の検査を別の日にもう一度検査をして、2日とも該当したら糖尿病と診断されます。
低インスリンは、ダイエットに有効なのか?
- 血糖値が上がると、インスリンがすい臓から分泌されます。
インスリンには、脂肪がエネルギーとして利用されるのを抑制し、
体内への蓄積を促す働きがあります。
このため、インスリン分泌を抑える食事法、つまり、血糖値を上昇させにくい食品をとる食事法は
ダイエットに有効とも言われています。
しかし、血糖上昇反応は、個人差が大きい事から科学的には、明らかにはなっていません。
つまり、絶対に有効とは言えませんが、個人差があるということです。
適量でバランスのとれた食事を、1日3回規則正しくする
- 摂取エネルギーが守れても、一度にたくさん食べたり、栄養バランスが悪ければ、あまり意味がありません。
適量
自分に合った、1日の摂取エネルギーを守る
バランス
合併症を防ぐためには、各種栄養素を偏ったり不足なく取る
リズム
3食のエネルギーを均等にし、毎日同じ時間に取る
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